北原 美月という道化

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北原 美月という道化

事態を見続けた少女の最期

またこの作品において1人、寺田とは違って異質の存在感を発揮していたのは『北原 美月』という少女も該当する。彼女の場合、クラスに在籍していながらその後のいじめにも参加せず、さらには修哉と直樹に対しても特別な感情を持ち得なかったこともあって、1人壊れていくクラスを俯瞰していた。ただいじめの告発者がいるという疑いがクラスで持ち上がると、それまでいじめに加担していなかった美月が担ぎあげられ、無理矢理修哉とキスさせられるという、暴行を受けた。

それをきっかけにして、美月は急激に修哉と接近することとなる。また幼なじみの関係でもあった直樹の付き添いとして寺田には強制的に毎週一緒に自宅までついていかなくてはならなくなった。そんな美月は二章で変化していくクラスの惨状を森口は知る必要があるとして、二章では彼女が森口宛にした手紙で語っている。

しかし美月は終盤において、偶然にも寺田と会っている森口を見かけたため、その真意を確かめるために彼女と接触する。しかしそこで聞かされた事実に美月は恐怖する、何もかもが森口の仕業だったと彼女の口から聞かされるのだった。

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黒幕であり、復讐者

森口との邂逅に成功した美月はクラスで何が起きているのかを説明しようとする、しかしそれよりも先に森口の口から出てきたのはこれまで何が起きて、どんな事態になったのか全てを把握しているというものだった。直樹や不登校になったこと、クラスで修哉いじめが起きていること、そして直樹を立ち直らせるために森口が桜宮の名を出して、寺田を裏から操っていた事を聞かされて愕然とする。そう、美月は森口に伝えたかったことは全て彼女の耳に届いていたのだ。それは担任教師という立場にあり、かつて愛した夫の信奉者であり、絵に描いたような熱血で単純な男を言葉巧みに利用して、散々こき使った後に使い捨てとする姿勢に、少女は戦慄する。

この時点で美月はかつて自分たちの担任として振舞っていた森口がそこにいないことを確信したのだろう、恐怖に苛まれながらも美月は守口との会話を交わす。そして見付き自身が一番訪ねたかったこと、森口にとって命とは何かを知ろうとしても、肝心の答えを得られないまま美月の前から森口は去ってしまうのだった。

この時、実は美月が修哉に関する情報を漏らしていた。修哉が母親に対して強烈なほど執着している事実を話してしまい、それがきっかけとなって森口は修哉に対する復讐において母親という存在は利用できると至った。美月自身、森口と会ったことで自分の中で聞きたかったことに対する答えは得られず、そしてそれは永久に彼女は知ることもなかった。

最期の瞬間

美月は直樹が死んだ後、急激に修哉と接近して彼との中を膨らませていく。それは淡い恋心へとなるも、ある時修哉が根城にしている彼の祖母の家で密会していた。そこで修哉と口喧嘩をしてしまい、修哉の自分本位で見下した言葉に激昂し、彼に対してマザコンと蔑む。そして既に母親から見捨てられているという事実を突きつけたことで、修哉の怒りを買ってしまい、彼の手で殺害されてしまうのだった。

その時、彼女の中には森口と邂逅した場面が呼び起こされるものの、それが誰かに届くこと無く修哉により無残にその命を散らしてしまう。死体は修哉の家で冷蔵庫の中に仕舞われて、消息不明となってしまうが、彼女の死体は後に森口の通報によって発見される。

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一番の被害者という見方も出来る

こうしてみると、北原 美月は決して事件の表舞台に絡んでいる存在ではないのに、最終的にそのとばっちりを受けて修哉の自分勝手さにより翻弄されて殺害されてしまう。クラスメイトたちも修哉に寄る報復を受けるも、その後は距離を置かれるだけに留まっているが、修哉が最も気にしており、そして依存している母親という存在を侮辱してしまったため、美月は命を落とすことになってしまう。

変わっていくクラス、そしてそのクラスの中で1人群れることなく他人ごとのように眺めていた少女は、ある時いじめの対象になってしまったことで修哉と近づいてしまったことが、運命を決定づけてしまったのかもしれない。クラスメイト達にはそこまでの意図はなかったかもしれない、しかし最終的にはいじめによって最も関わってはいけない人間と関わったが故に、彼女は短い人生に幕引きをしなければならなかった。