森口 悠子という黒幕

本屋大賞ノミネート作品! 埼玉県さいたま市、大宮 ヤマハ特約店といえば和幸楽器! 音楽指導も行い、各種楽器、並びに音楽を行うための施設を作るための紹介もしています。 本格的な音楽レッスンを希望している方、是非当楽器店までお問い合わせ下さい!
秘書 やりがいには、上司をサポートし、時に上司以上に上司らしく振る舞う必要性が求められることもしばしば。 印象と違ってハードでタイトな秘書、求人情報は美職まで!

森口 悠子という黒幕

ただただ復讐を成し遂げるために

告白という作品が公開された当初、その衝撃的な内容と社会問題と化していいじめなどの問題もセンセーショナルに表現された作品の内容によって、多くの観客たちを虜にした。大衆性が溢れる作品とはいえないが、現実問題として見ればこんな事態が日本で起こっているかもしれないと考えたら人事ではない。2010年公開された映画の中でも高い評価を受けており、この当時においては近年稀に見る良作とまで評価する人までいるほどだ。

映画としても米アカデミー賞外国語映画賞において一次選考にノミネートされるほどとなる。愛する我が子を殺され、復讐の鬼と化しながらもその行動は通常考えられるような激情に駆られたものではない。淡々と、冷静に、どうすれば追い詰められるかというのを俯瞰していた森口 悠子という存在。

ここではまず彼女を始めとした人物関係を見てみよう。

新人作家さん大集合

森口家の事情

この作品において一番外せない存在、それは主人公とも言える『森口 悠子』の存在だ。彼女は学生時代には化学の研究者としての道を歩むことも出来たが、現実的に安定した職業につきたいとして理科の教師を選択する。そうして赴任した学校でも生徒たちと何処か一線置いた教師として活躍しているが、そんな彼女の転機とも言えるのが夫と娘の存在だ。夫はメディアでも取り上げられたことのある『世直しやんちゃ先生』と称される『桜宮 正義』との間に出来た『森口 愛美』がいる。しかし桜宮がHIVに感染している事実を知り、かろうじて自身と娘には感染していなかったことを知るが、それでも娘を出産するかどうか迷った。ただ桜宮の熱意によって産む決心をするも、夫の存在によって偏見的な視線の受けないようにと2人は籍を入れなかった。

愛する娘との暮らしに確かな幸せを感じていたが、そんな彼女のを幸せを奪ったのが修哉と直樹という存在により、彼女もまた復讐の鬼と化す。

桜宮の存在

ただ森口の復讐に対して、桜宮はずっと反対し続けていた。実は血液にしても、本当は牛乳に入れていなかった。復讐をしても何も変わらないと訴える桜宮の言葉に、その場では納得しながらも、森口は止まることを知らなかった。桜宮との間に生まれた愛美という存在、それは森口にとって何よりも代えがたいものだった。それを奪われ、奪った理由も利己的なものだったことにより修哉と直樹をどんな風にすれば、自分と同じくらいの絶望を味わわせられるかを考え続ける。

桜宮はそんな森口の凶行を止めようとしたが、彼の言葉は最後まで森口に届くことはなく、その後桜宮はこの世を去ってしまうのだった。

何が復讐に走らせたのか

ここで気になるのが、森口がどうして復讐を成そうとしたのかという点だ。桜宮という存在により阻止できたと思いきや、それでも森口の行動は止まることを知らなかった。何がそこまで彼女をそうさせたのか、それは森口 悠子という『教師』が桜宮 正義という『聖職者』の意見を納得する事ができなかったからだ。1人の人間として理解はした、しかし教師と聖職者という立場で考えれば意見の相違にが生じ、受け容れることは出来ないとした。

故に、森口はあくまで『教師』という立場を基に、修哉と直樹に対する恐ろしい復讐をなしていったこととなる。教師と言っても1人の人間だが、それが例え本来教え子を導かなければならない人間による制裁が全てを壊していく。

作家セミナー

全てが掌の上だった

森口は一度表舞台から退場しているが、実は全ての章において表にこそ出てこないものの、実は裏側で全ての糸を引いていた。それは見えないところで糸を引き、糸に絡まり続けた直樹を破壊することに成功し、絡まらない修哉にはどのように復讐すればいいのかを考え続ける。利用できるものはなんだって利用する、それが例え純粋に教師を目指し、どうすればいいのかと相談に訪れた人の意見を忠実過ぎるほどに再現する姿もまた、森口が2人に与えた復讐の1つだった。

そう、二年次から担任として赴任してきた『寺田 良輝』はクラス運営における相談事を常に森口にしていたのです。